先日ケーブルテレビで放映されているものを観ました。
戦時中(1945年)、子供たちにも戦意を高揚させるために作られたアニメ映画だそうです。

戦時中に日本がこれだけのアニメ映画の技術を持っていたことに驚きました。
画像はとても綺麗だし、音も迫力があります。
映画に出てくる桃太郎や動物たちの動きも今のアニメに全く引けをとりません。

最初は技術の凄さに圧倒されていたのですが、見ているうちに何とも言えない気持ちになってきました。
映画の背景となった南洋の島はとても明るく、桃太郎や動物たちはとても可愛らしいのです。
でも、この映画はやっぱりただのアニメではないのです。
この映画の中のそこかしこに戦争が存在します。
可愛らしい動物たちは高らかに歌を歌いながら、銃を持ち、戦闘機に乗ります。
戦争映画はいくつも観たことがあるけれど、アニメでこれだけ戦争を描いたものは観たことがありませんでした。
背景や登場するキャラクラーが明るければ明るいほど、このアニメは不気味さを増します。
小さな子供たちもが戦意を向上させなけらばならなかった戦争の恐しさ。
戦時中生まれの両親を持つ私でも戦争のことは忘れかけていたように思います。

普段、映画もアニメもあまり観ない私ですが、食い入るように最後まで観てしまいました。
戦争は絶対に繰り返してはいけないと思います。

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