サイパンから帰ってきた同僚が開口一番に言った。
ここ数年サイパンが元気ないとは知っていたけど、私の想像以上に観光業が衰退しているようだ。
ラ・フェスタ・サンロケは2〜3軒の店が営業しているだけで、廃墟と化しているそうだし、サイパン一の繁華街ガラパンもクローズしている店が多いらしい。
「どこへ行ってもがらがらだった」
と言うように、ホテルもレストランもあまり人が入っていない様子。
ここまでくると、のんびりするなら人が少ない方がいいじゃん、だけでは済まされなような気が。
10数年前はグアムもサイパンもそれほど差はなかった。
昔のガイドブックを取り出してみたら、グアムの記事が6割、サイパンが4割。
ところが、去年グアムに行くときに買ったガイドブックはグアムが8割強、サイパンの記事は後半の数ページしかなかった。
これでは、初めてグアムかサイパンに行こうとしている人たちがグアムを選んでしまうのも無理ないなって感じ。
私が初めてサイパンに行った10年前は結構活気があったと思う。
海がキレイで素朴でそれでいて活気もあって。
最後にサイパンに行ったのは5年前だけど、その時はだいぶ元気がなくなっているのを感じた。
フィッシングインストラクターが
「最近、人が集まらなくて、オプショナルツアーが中止になる日が多いんだ」
と言っていたのが印象に残っている。
それに引き換え、グアムはここ10年で驚くほど変わった。
昔はビーチロードに怪しげな免税店が立ち並んで、何とも言い難い雰囲気だったけど、ここ数年ですっかり小奇麗になっちゃって。
去年行ったときはあまりの変わりっぷりに驚いてしまった。
こういう開発がいいのか悪いのかは別として、活気があるのはいいことだと思う。
実際、ここ数年の観光客数はテロ、SARSで一時期落ち込んだものの、右肩上がりに増えているらしいです。
サイパンの衰退やはバブル時代の無計画な開発が原因とも言われていますが、サイパンはこの先どうなってしまうのでしょうね。
ハワイに追いつけ追い越せとばかりに突貫工事で開発している（ように思える）グアムもいづれ頭打ちになるのでしょうか。
その時はまたジャングルに戻るのかもしれません。
でも、その前にもう一度サイパンに行きたいなぁ。
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